用具選びのポイント(ラケット編)
 ラケット編 (あくまでも目安なので、全てがその限りではございません)

 ラケットの種類としては、大きく分けて2種類

  ・シェークハンド(握手をするような握り方)・・・・・@へ
 
  ・ペンホルダー (ペンを使って書くような持ち方)・・・・・Aへ

 まずは、両方を握ってみて自分が持ちやすい方のラケットではじめた方が
 良いと思います。昨今では、バック系技術や切り替えしのやりやすさから
 シェークハンドが主流となっていますが、ペンホルダーも中国式で裏面打法を
 取り入れシェークハンドのバック系技術に対抗したり、韓国選手は豪快なフット
 ワークやドライブで世界のトップレベルでも活躍しています。

  ブレードの種類
   ・単版・・・1枚の板で構成
   ・合板・・・複数枚の板で構成
   ・合板+特殊素材・・・複数枚の板の間に特殊素材が組み込まれた構成
  
   ブレードの枚数や特殊素材によっても弾みや打球感がだいぶ違ってくるので、
   戦型に合ったラケットを選んで下さい。
   一般的には、枚数が多くなるほど重たくなり、相手のボールを抑えられるように
   なり弾むようになります。但し重たいラケットをスイングする筋力も必要になります。
   逆に枚数が少ない方が、軽くなりコントロールが良くなるということになります。
   軽い分スイングスピードも早くなります。(レディースや子供におすすめ)
   単版は、独特の打球感があり合板とは違った感覚を楽しめます。
   また、特殊素材が入る事によって反発を強めて威力を出す種類と、打球感を
   柔らかくして、コントロールを良くするような素材もあります。
   初級の方には、しっかりコントロールするところから始めてもらい、しっかりした
   打法を身につけてもらってから徐々に弾む用具に変えていくことをおススメして
   おります。
 
  特殊素材の種類(メーカーによって呼び方なども異なります)
   ・カーボン(軽くて強度のある炭素素材)
   ・チタン(耐久性があり軽くて軟らかい素材)
   ・ケブラー(アラミド繊維のひとつで高弾性・耐久性に優れた素材)
   ・グラスファイバー(ガラス繊維で弾みとしなやかさが特徴)
   ・ZLカーボン(カーボンファイバーとZLファイバーを交織し軽くて反発が特徴)
   ・ZLファイバー(カーボンファイバーより軽くてよく弾む素材)
   ・アリレート(衝撃吸収に優れて軽い素材)
   ・アリレートカーボン(アリレート+カーボンで軽さ、弾み、打球感がよい)
   ・タムカULC(カーボンの編み方が違うので、カーボンの性能で更に軽い)
   ・タムカ5000(バタフライ独自の弾むカーボン)
   ・チタンカーボン(チタン+カーボンにより軽くて弾む)
   ・ケブラカーボン(ケブラ+カーボンで弾みと強度に優れています)
   ・ザイロン(ケブラーより強度がありよく弾む)
   ・G-カーボン(ガラスクロス+カーボンでスピード+軟らかい特徴)
   ・ケブラースピード(ケブラーを加工して更にスピードがUP)
   ・テキサリウム(グラスファイバーとアルミ合金でコントロール性をUP)
   ・アラミドカーボン(ケブラー+カーボンで弾みとしなやかさに優れています)

   
 @シェークハンドを分類すると
   ・攻撃型(ドライブ・速攻) 特徴:弾む種類が多い
   ・オールラウンド型     特徴:コントロールの性能が良い種類が多い
   ・守備型(カットマン)   特徴:ブレードが大きく弾みを抑えた種類が多い
  
   また同じラケットでもグリップ形状が色々あるのでこちらも実際に握ってみて
   選んで下さい。
   グリップ形状の種類
   ・ストレート(ST)
   ・フレアー(FL)
   ・アナトミック(AN)
   ・コニカル(CO)  などなど
  
 Aペンホルダーを分類すると
   ・攻撃型(ドライブ)    特徴:角型で弾むラケットが多い
   ・攻守型(前陣)      特徴:角丸型で若干弾むラケットが多い
   ・中国式(ドライブ・速攻)特徴:丸型で、グリップが日本式と違う、弾みはさまざま
   ・反転式(異質)      特徴:両面を使い弾みを抑えたラケットが多い
  
   中国式や反転式は、両面にラバーを貼れるので、重量にも注意して下さい。
  
   ペンホルダーの場合、買ったままで使用されると指が痛くなるので、紙ヤスリ
   などを使って自分の手に馴染むように少しずつ削って(削りすぎに注意しながら)
   調整して下さい。
 
 最後にラケット選びのポイントとしては、
  1、自分に合った弾み具合(弾みすぎない、弾まなすぎない)
  2、自分に合った重量のラケットを選ぶ(重すぎない)
  3、自分に合った打球感覚(ハードorソフト)
   を重視して選んでもらえればある程度決まってくるのでは?

 
  自分に合った用具を見つけられるように、まずは自分がどういう戦型を
  目指すのかをしっかりと見据えてから、検討いただければと思います。

  



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